milady

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君と出会ったのは小さな画面の中の果てしなく大きな世界だった。奇跡だと思う。数え切れないくらいの人の中から2人が出会ったのだから、奇跡なのだ。その世界の中で私たちは恋に落ちた、顔も、ほんとうの素性も知らないままに。
危険なのは頭では理解していて、盲目な目で彼の影を探した。影を見つけてもなお、想いは加速するばかりで困惑する。いつか会おうと言う彼の言葉はあまり嬉しくは無かった。それは何故だったのだろう、

外見が好みじゃないと言われた時のことを心配していた?

それとも

急なことで喜びよりも驚きが勝ったのだろうか

それとも、

この恋のような感情は所詮、儚い夢のようなおままごとだったのか…

真実は知らないままでいい。今はまだ、この生ぬるさが心地よくて、抜け出せることを知っていても理性は効かない。いつまでこうしているのかなんて考える気もない。

しばらくは、このままで

1/6/2024, 12:39:29 PM