ひとつだけ、
ひとつだけわがままを言うなら、
またあなたに会いたい。
あなたの姿を、あなたの声を、
僕の五感でとらえたい。
どれだけ頑張っても、
あなたにさようならは言えそうにないんだ。
こうやって書くだけで、
悲しくてたまらなくなってくるからね。
会う度にこれが最後かもしれないなんて
思ってみるけど、
だからこそ悔いのないように
笑って手を振るけれど、
だけど、
本当はいつもあなたに会いたい。
毎日のようにおはようを言えた日々は
たしかにあったんだ。
それがどれだけ幸せなことか。
それにどれだけ元気づけられたか。
あなたに会える、たったそれだけで、
僕は何日だって、何週間だって頑張れたんだよ。
ねえ、もうひとつのわがままを呟いてみるから。
健やかであれ。と。
大丈夫、きっとまた会いに来るよ。
大丈夫、だから、僕は、大丈夫。
信じて、手を振るんだ。
またね、がふさわしい僕でありたい。
じゃあ、また。
4/3/2024, 2:21:21 PM