書く—書いた記録

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「ところで」
「ところで?」

「もしも世界がの世界はその人の見えている範囲の世界」
「いきなり何?世界?」

「いや、明日世界が滅びるとしての世界は観測者から見た見える範囲の世界かなと」
「難しいぞ」

「例えば並行世界があってそこが今まさに滅びたとしてもこちらには伝える方法がない。逆にいえば本当に世界が滅びている可能性がある」
「でも知ることはできないんでしょ?」

「まあね。それに世界が滅びるぐらいだと一瞬だろうからね」
「なんだどちらにしろ知ることはできないじゃない」

「世界が滅びるから二人っきりでというのは口説き文句だろうからね」
「あー。でも実家でお母さんのご飯食べたいはあるかも」

「あれはあれで、世界最後の日になんでご飯作らなきゃならないとかもあるよね」
「はっ、わたしがまずいご飯作るほうか!」


お題『もしも世界が終わるなら』

9/19/2025, 12:12:21 AM