霜降る朝窓越しの季節はやけに冷たくて、暖かくありたくて白い息を解くいつかの貴方を象った霜は、行き場を無くして朝に溶けた。僕の心だけ象られたまま三度の冬と今を生きている。1人でないことはあんなに幸せだったな君と窓辺で飲んだ淹れたてのコーヒーも今は少しぬるいようだ。君と潜り込んだベットの中も1人じゃ寂しさが枕を濡らしてしまう。心は霜が降りた頃から固まってしまった様で、朝が僕を露にする、その時を待っている。
11/28/2025, 12:16:26 PM