能力者になりたい佐々木海星(偽名)

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【真夜中】
 私の名前は博麗霊夢。この幻想郷の巫女である。仕事は、里の人々の見回り。結界の補修。妖怪退治などなど。毎日大変である。
魔理沙「霊夢!こっちにに来い!美味しい密団子があるぜ。」
こいつは霧雨魔理沙。よく家の神社にやって来て、私の仕事を手伝ってくれる友達、みたいな存在だ。まぁ、魔理沙は時々ライバルとか言うけど。
霊夢「はいはい、わかったから。今行くわ。」
魔理沙「ほらこれ見ろ!美味しそうだろ?食べてるところ想像するだけでよだれが出そう。」
霊夢「何個いるの?」
すると、魔理沙は笑顔で人差し指を立てた。
霊夢「1つね。おばさん。これ、一つください。」
おばさん「は~い。お代は50円よ。」
霊夢「お願いします。」
おばさん「まいどあり。」
霊夢「ほら、魔理沙。」
手渡しでまりさに密団子をあげると、満面の笑みで受け取った。
魔理沙「あはは。ん〜もぐもぐ。んーーまじ美味し。」
まだ子供だな。そう思った。
霊夢「食べた分は後で返しなよ。」
魔理沙「おぅ。ちゃんと働いて返すぜ。」
霊夢「あのー。あんた、ただついてきてるだけだからね?「いかにも私仕事手伝ってますよ」じゃないからね。そこ理解してね?」
そう。今は人里の見回りをやっているのだ。最近。人里に侵入して人を襲う妖怪が増えているらしい。だから毎日、日が出ている時は、私はここにいる。夜は隙間妖怪に任せとけばいいし。結構、私の役割は決まっている。
 突然、向こうで騒ぎが起きていることに気ついた。
霊夢「魔理沙、行くわよ!」
魔理沙「おう!」
私達は急いでその場に向かった。すると、数体ほどの妖怪がいた。まだ昼だというのに。
霊夢「はぁ。魔理沙、やってくれる?私なんか今日疲れた。」
魔理沙「いいぜ。私一人で片付けてやるよ。」
数分後。
魔理沙「妖怪の処理は終わったぜ。」
霊夢「ありがと、魔理沙。もうそろそろで日が暮れるわ。さぁ、私達は帰りましょう。」
魔理沙「わかったぜ。」
夜。博麗神社にて。
霊夢「なんであんたがまだここに?」
魔理沙「まぁまぁ、いいじゃん。一緒に寝ようぜ?」
霊夢「はぁ。今日何回ため息ついたか。そこの押し入れに布団あるから、さっさと寝なさい。」
横になって眠ろうとする直後に、隙間が開いた。
紫「霊夢、大変よ!人里に大量の妖怪が出現したわ。あなたも戦って頂戴。私は、幻想郷の強力者を集めるわ。お願い。」
霊夢「魔理沙。急いでいきましょ。」
魔理沙「わかったぜ。」
そうして、私たちは博麗神社を出た。
レミリア「あら、遅いじゃない。」
霊夢「悪かったわね。お札とか準備してたのよ。」
魔理沙「あれ?パチュリーいるじゃん。どうした?」
パチュリー「レミィに連れてこられたのよ。動くのもきついから、ここで魔法陣はって遠距離攻撃するわ。」
輝夜「妖怪の好き勝手にされたら困るわ。だって、永琳の薬が売れなくなるもんねぇ。」
永琳「え、えぇ。そうですね。」
白蓮「情は人の為あらず。私たちも戦いましょう。」
妖夢「この量は想像していなかったですね。」
霊夢「何体いたって私のやることは変わらない。この異変は幻想郷を大きく左右するものだわ。皆。行くわよ!」
皆「おう!」
紅魔組、八雲組、永遠亭組、守谷組、命蓮寺組。その他個人が集まった。あぁ。長い夜になりそうだ。

5/17/2024, 2:13:59 PM