郡司

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月夜。世界中で、これほど歌われ奏でられ、物語の場面に静かな光を注ぐものは他に無いのじゃなかろうか。しかも「見上げる人の数だけ月は在る」と思えるくらい、千変万化に心を映す。

月夜のなかでは動植物もたいへん「サマになる」。現実的なところはさておいて、静かに響く夜に沈みたくなる。…ちゃんと浮上するよ、問題ない。

月の光は太陽の反照。だからだろうか、月夜はなんだか、遠くを想う。

3/7/2024, 1:13:58 PM