『神様だけが知っている』
今日も響いてくる無数の想い。
目に見える地上の姿。
喜び、怒り、悲しみ、憎しみ。
生き物の心は風のようにごく当たり前に私の元へ流れ込んでくる。
水鏡に映し出されるのは地上の未来、生きとし生けるものの行く末。
私に知らないものは無い。産まれてからずっと兼ね備えているこの力。
地上の生きとし生けるもの、全てを知ることが出来る力。
故に地上が滅びぬよう導く事が出来るのも私だけ。
地上のものは私の手助けを"神様"と呼ぶようだ。
私に知らない事はなにひとつない。
だが、私を知るものは…誰もいない。
7/4/2022, 12:08:57 PM