夏目英

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サラサラと振る柔らかい小雨。雨は嫌いだが、小雨はまあ許そうという程度だ。僕は傘をさしながら、家路を歩いていた。
すると向かい側から珍しく一人で歩く君がいた。君の連れはどうしたのだろう。そう思った君の頬には一筋の涙が溢れていた。

11/6/2023, 11:38:35 AM