『大好きな君に』
人が少ない体育館というのはいつも寒いもんだ。
そんな寒さもいつかは思い出になるのかな...
と溢れるように出るあくびをなんとか我慢しながら
リハーサルを進める。
ただ人数が多く、自分は呼ばれたら返事をするだけ。
代表で卒業証書を受け取るのは式が終わったあと
教室で各クラスで受け取る。
来週で卒業...か。
二階の窓から差し込む光に舞い上がっている埃が透かされる。
どうせ振られるのはわかっているけど、
せっかくなら思いを伝えるべきか...
代表の練習をする君の背中を見て
またあくびが出そうになるのを我慢した。
向こうから思いを伝えられることなんて無いだろうし。
...もう小春日和な季節になったようだ。
ほんと。時間が過ぎるのは早いな。
語り部シルヴァ
3/4/2026, 10:49:30 AM