―突然の別れ―
突然の別れ
絶望のどん底に突き落とされたような
自分の持つもの全てが手から零れたような
頭が空っぽになって何も考えられなくなる
そんな中、昔もこんなことがあったな
なんてぼんやりと思う
あのときは純粋で、心のどこかで
また会えるなんて思っていたから、
この絶望感は今より薄れたものだった
だが今は違う
あの頃よりずっと成長して
色々なことを知った今では
またいつかなんてことは恐らくない
そう感じる
その分衝撃は大きく
私の日常を灰色に塗り替え
視界に靄をかけていった
5/20/2023, 8:01:06 AM