27(ツナ)

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霜降る朝

寒さで布団から出るのも億劫になる。
でも、仕事に行かなくちゃ。
起きて見る外の景色に息を呑む。
霜が降りて草木や車、道が白く縁取られていて、なんとも不思議な光景だった。

まるで額縁に入れられた、絵を見ているよう。
そんな、霜降る朝の景色を見ながら、ブラックの苦いコーヒーを飲み干す。

さあ、あの絵の中へ飛び出すぞ。
厚着して、意を決して、白く縁取られた世界へ。

11/28/2025, 10:58:09 AM