「水たまりに映る空」ふと足元を見ると、雨上がりの水たまりに空が映っていた。手に届くはずがないあの広さがこんなにも近くにあることに胸がふるえる。はじまりは、いつも小さな揺らぎ。静かに波紋を描きながら内と外が溶け合っていく。あの雲の向こうに呼ばれている気がした。だけど、急がなくていい。源は、すでにここにある。ふたつの力がひとつになったとき私のなかの空もまた、広がりはじめる。
6/6/2025, 2:01:35 AM