名無しの創作ノート

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もしも未来が見えるなら
未来が見える望遠鏡、というものがあるらしい。
偶然其れを拾った僕は興味半分で覗き、ガッカリした。
「なんだよ、ただ絵が貼り付けられてるだけじゃないか。」
つまらなくなった僕はぽいとそこら辺に望遠鏡を放り投げ近くの自販機にとっくに目を向けていた。
だってあの望遠鏡には無限に広がる荒野しか見えなかったのだから。

4/19/2022, 12:05:26 PM