目が覚めると
目が覚めると自分が巨大な虫になっていた!
とかいう小説があったね。
なんだっけ?
カフカの「変身」だったか?
カフカの「変身」は様々な解釈がある小説として有名だ。物語は作者の手を離れ読み手の手に渡った瞬間その物語を手にした人のものになるのだろうからそれで良いのだろう。
嫌いなら、分からないなら読まなきゃ良いのだドラマも映画も一緒!!
ひとつの見解です。
目覚めると自分が巨大な虫になってしまった主人公、やがて家族にさえ疎ましいと思われてしまいました。
人はどんな人でも自分が醜いと思うものに変わった瞬間、反応も冷たくなってしまうという残酷さを孕んでいて、結局見た目って大事だよねってということを説いた小説であるというひとつの見解…私はこの解釈が1番しっくりくる物語だと思っていました。
他にもたくさん見解があり、自分がどんな見解に同感出来るか?小説の顛末を読むより、カフカの「変身」に対する解釈という感想文を読むことが楽しいという面白い作品です。
出会った、解釈のひとつに、作家カフカはユダヤ系のドイツ人であり、ユダヤ人は理由もなく突然忌み嫌われ迫害された石を投げられ理不尽に殺されたこの小説家は常にその人の心に棲む悪魔性をテーマにしているという解釈でした。
「なるほどな~」
まさに、目が覚めるような解釈でした。
2024年7月10日
心幸
7/10/2024, 1:02:54 PM