ー小さな幸せー
例えば、幸せに寝られるふかふかのベッド。
バターの溶けた美味しいパンの香り。
朝の柔らかい日差しと、昼の私たちを照らす太陽、夜の優しい星の光。
友と過ごす何気ない時間。
親と過ごす何気ない時間。
耳で感じる優しい風。
そんな小さな幸せが積み重なって、きっと幸せを届けていくのだろう。
ああ、それで満足出来ればどれほど良かったものか。
嫌いな彼が怒られた瞬間。
嫌いな彼女が、他の人にも嫌われていると知った瞬間。
嫌いな奴が疎外感を感じていた瞬間。
そんな自分は、無関係だとしらを切ってやった瞬間。
ああ、この歪んだ瞬間一つ一つが小さな幸せだと。
そう思えるほどまで世界は狂ったのか。
そう思う程私は曲がってしまったのか。
3/28/2025, 3:17:17 PM