日の出
出ていた太陽が沈んで、私達が生きる頭上の空は、真っ暗闇に包まれる。電灯だけが頼りで、暗くて暗くて何も見えない。日の出が出ていない夜空は、世界が海に沈んだみたいに、不思議な気持ちになる。
夜は、暗くて怖くて、でも落ち着くのだ。
たまに、朝が怖い時がある。ずっと夜だったらいいのに、と考える時がある。どんなに太陽が憎くても、それでも、太陽は上って日の出は来る。
生きるしかない。その言葉は、温かくもあり冷たくもある。
1日1日毎日上ってくる日の出は、当たり前のようだけど、とても綺麗で美しいもの。
日の出は、暗く閉ざされた暗闇の空に光を灯してくれる。毎日を、始めてくれる。
辛いこともある。苦しいこともある。
憎く見える時もあるけど、それでも、ものすごく尊くて大切なものなんだ。
大丈夫、絶対に大丈夫だよ。
日が昇る限り、どうにでもなることばかりだから。
1/3/2024, 2:34:27 PM