夢の中で花畑にいたら、懐かしい人達にたくさん会えた。
ジョン・レノンとか、デヴィッド・ボウイとか、マイケル・ジャクソンとか。
もちろん、英語で会話なんて出来ないから、花を愛でる彼らを遠目に見ていただけ。
それでも、幸せだったな。
出来れば、それぞれ一曲ぐらい歌って欲しかったけど。
花畑の横を小川が流れていて、その向こうは白い霧に包まれていた。
行ってみたい気もしたが、行ったら戻れなくなるような気がしてやめた。
霧の中で、何か恐ろしいものが身を潜めているような、そんなイメージが頭をよぎる。
背後をホイットニーが通り過ぎていったので、慌ててイメージをかき消した。
夢から覚めて、「Imagine」と「Blue Jean」と「Human Nature」、そして「Saving All My Love for You」を聴く。
当時、何度もリピして聴いた曲達。
彼らは、これらの曲達を残して逝った。
素晴らしい功績だ。
自分には何が残せるだろうか。
そんなことを考えながら、他愛もない文章を書き連ねている。
今思えば、白い霧に包まれた小川の向こうが、現世だったのかもしれない。
私は戻ってきたのだろうか。
この、何やら恐ろしいものが蔓延る現世へ。
彼らが残した素晴らしい作品を堪能できる現世へ。
ホイットニーの後をついていったつもりだったが。
まあ、所詮、夢の話だ。
あの花畑自体が、自分の頭の中の緩さそのものかもしれない。
さて、仕事も終わって、家路を辿る電車の中、いつもの風景とともに、もう一度彼らの曲を聴こう。
花畑にいた彼らではなく、この世界で生きていた頃の彼らの曲を。
その、素晴らしい作品達を。
9/17/2024, 12:42:48 PM