朝、いつものように目が覚める。
身体を起こし支度する。
外に出て、学校へ向かう。
その度、懐かしい道を通り過ぎていく。
ふと、人懐っこい小鳥のように寄り添ってくれる、親友の顔を思い出した。
「…」
あの永遠に続くような日々が、あの日以来、得られにくくなってしまった。
卒業式というのは、過酷なものだ。
家の離れた友と出会う時間が、減ってしまう。
だがしかし、共に過ごすと、柵に絡まった植物のように離れにくくなってしまう。
そうなると、柵がないと美しい花を支えきれないだろう。
なら柵ではなく鳥ならどうだろう。
花の花粉を運ぶ鳥を聞いたことがある。
植物は依存出来なくなるが、鳥によって周りに知ってもらう機会が増える。
でも花によって違う。少なくとも私はそうだ。
「…もし…君が███だったら……私を迎えに…」
花は依存する。柵は支える。鳥は知らせる。
1/19/2026, 1:41:11 PM