風と風と共に舞う葉。その中に僅か桜色。たったそれだけの景色。街灯に照らされて美しいと思った。君は今どうしているだろうか。風と共にキミの声が聞こえた気がして。振り返ってみれどそこには誰もいない。東には薄明かりがさしていた。…ああ、朝だ。キミのいない朝だ。やるせなさと寂しささえ、この風と共に。
5/1/2025, 10:24:11 AM