茜さす、プラットホーム。
ここには、人の息づく気配がない。
空には淡光を放つ土星だけが浮かぶ。
私は、イヤホンを片耳に電車を待っていた。
木枯らしがそよぎ、違和感がこちらを見つめる。
まだ早いですよ。———————
電車の到着音が響き、
電車の轟音が私の髪をたなびかせる。
そこに電車はない。
逆光で顔が見えない。
駅員さんだろうか。
あ、はい。
また木枯らしが吹く。
そこには、薄暗い紫色に包まれた、
無人のプラットホームが広がっていた。
「沈む夕日」ўциа
4/7/2026, 3:17:25 PM