「好きな人ができるとさ,全部ぜんぶゼンブ全部
どうでも良くなるんだ.
貴方のことも,自分も.
友人や家族,愛猫すらも.」
「でもさ,どうでも良くなりすぎると
好きだったはずの人迄どうでも良くなって,
好きだったはずなのに愛せなくなって,
でも好きって気持ちに浸っていたくて,その子のこと
殺しちゃうんだよね.」
そう言う貴女は4人目を私に選んだそうだ.
殺人鬼.そう怖くは無い.
愛されたかっただけなんだと抱きしめた.
「さて,君の話はここで終わりにしよう.」
そう言って私は彼女の首を握って息を止めた.
-- ''終わりにしよう''
7/15/2024, 1:23:19 PM