通り雨

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「失われた響き」

少し目にかかる前髪の
隙間から何を見ているの
何一つ知らなかったあなたに
わたしは恋をした

私の中にできた大きな
傷跡をいつしかあなたが
何を言うでもなくその手で
優しくそっと塞いでくれたんだ

初めての帰り道 あなたの左側
胸が苦しくなる
赤なんて選べなくて
ピンクのリップを着けた
少し背伸びをしてた

教室の窓から眺めた
校庭のフェンス越しに
聞き覚えのある声がしたんだ
あぁ会いたいな

気づけば彩り代わる季節
心は追いつけないまま
確かに時だけが流れてく
あと少しそばにいさせて

いつもよりちょっと着飾って
ヒールなんて履いてみても
上手く歩けない

私の1歩があなたの半分だったとしても
それでもいいかな

教室の窓から眺めた
校庭のフェンス越しに
見覚えのある熱い背中が
心を締め付けてく

少し目にかかる前髪の
隙間から何を見てきたの
何一つ知らなかったんだ
何を思い何を見て生きてきたの

教室の窓から眺めた
校庭のフェンス越しに
聞き覚えのある声がしたんだ
あぁ会いたいな

11/29/2025, 10:09:11 PM