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深くため息を吐く月曜の朝。昨日は雨が降ったから、地面も少し濡れていて湿度も高い。車の排気ガスの匂いに鼻が曲がり、憂鬱感を加速させる。このままサボろうかな。何もかも投げ出したい。幸せなことなんて無いんだ。なんてことを考えていた。
ビル風の勢いと共に前を歩いていた人からラベンダーの匂いがしたような気がして前を向いた。数年前に好きだったあの子を想起させた。ラベンダーの香りがするシャンプーをよく使っている子だった。背丈も髪型も記憶にある彼女と一致している。高校卒業と同時に空中分解してしまったけど、未練がある俺は間違っているのだろうか。そもそも、街中ででいきなり声をかけるなんて犯罪になったりしないか。
でもたとえ間違いだったとしても、幸せを掴みたい。
そうして早く歩いてみたけれど足元にある水溜りに気づかず滑って転んでしまった。気がつくと女性の姿も見失ってしまった。やっばり幸せなんて無い。あるのは憂鬱だけ。しかし、何とも言えない満足感で満たされている自分がいた。少しでも夢を見れたとして今日は頑張ろう。信号が青に変わった。

4/22/2026, 2:23:13 PM