『幸せとは』
常に過去にできるものではないだろうか。特定の事象によって起動されるものというより、思い出の感触に近い。抽象的で曖昧だけれども確かに心地よい。
ずっと続くものでもなければ、常に自覚できるものでもない。現在形で完全に掴むことはできないが、ふと立ち上がってくる感触。理由を一つに特定できないのに、心の奥で静かに「ああ」と感じる瞬間。
そうしたところに、沈殿物のように存在するのかもしれない。
ただ幸せを強く求めすぎると、その感触はかえって遠のいてしまう。思い出を狙って思い出すことができないのと同じで、幸せもまた、余裕や静けさの中でしか気付くことが出来ないものなのかもしれない。
1/4/2026, 4:39:30 PM