かたいなか

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昨日投稿分のおはなしから始まって、
明日投稿分のおはなしまで続くおはなし。

「ここ」ではないどこか、別の世界に、「世界線管理局」なる厨二ふぁんたじー組織がありまして、
そこの大きな大きなレストランの食料庫から、まさかのつまみ食い事件が発生!

オーナーがその日のために発注しておった、
たくさんのクッキー、たくさんのプチキューブケーキ、たくさんのスイーツ&惣菜サンドイッチが、
ものの数時間で、ごっそり!
キレイさっぱり、無くなってしまったのです!

「法務部さん!ワタシが発注したお菓子を盗んだ犯人、捕まえてほしアルよー!」

開店時刻までに犯人を探せ!
管理局の法務部執行課局員にして、オーナーが発注した大量のお菓子を作った本人、
「カラス」というビジネスネームを貸与されておる野郎がひとり、調査に乗り出し
ましたが、

カラスのあんな観察、こんな冒険、
そんなハプニングに云々かんぬん、諸々、
ぜーんぶ辿っていくとドチャクソに長くなるので、
ダイジェストに風に、
静かな終わりに向けて、
チャッチャ、ちゃっちゃと辿りましょう。

…——「メ……許してほしいメ、ついつい、いっぱいあったから出来心だったんだメ」
尋mゲホッゲホッ!
事情聴取が得意なカラスが最初に発見した犯人は、
環境整備部の空間管理課、通称「白ヤギ」です。
「でも、誓ってクッキー2個しか食べてないメ!
そんないっぱい、食ってないメ!
アンゴラさんだって、3個しか食ってないメ」

ふーん。収蔵部収蔵課の魔女ばあちゃんか。
盗み食い犯の白ヤギが、素直に罪を認めたので、
聴取は静かな終わりを迎えました。

「連れてけ。
……あっ、ゴメン、ごめんってやめて。
謝るし敬語使うって、お願いします連行してくだs
あいたァ!?」
ポンポン、ぽんぽん。
食い逃げ犯はミカン型ロボット、24個の不知火と1個のデ●ポンに、連行されてゆきました。

…——「あら、すっかり無くなっちゃったの?」
尋もnゲッッッホゲホ!
事情聴取が得意なカラスが次に聴取した犯人は、
収蔵部収蔵課の、本物の魔女、「アンゴラ」。
「でも私だって、ケーキ1個とひとくちまんじゅう2個しか食べてないわ。誓って、本当よ。
ムクドリたちの方が私より、いっぱい、食べたわ」

あー。ムクドリ。法務部のネズミーズ。
盗み食い犯のアンゴラも、素直に罪を認めたので、
この聴取も静かな終わりを迎えました。

「連れてっッ、……連行してください、
連行お願いしますポンデコさん」
ポンポン。ぽんぽん。
この食い逃げ犯もミカン型ロボット、24個の不知火と1個のデコ●ンに、連行されてゆきました。

…——「待った、まった!僕達じゃない!
アレを全部食べたのは、僕達じゃない!」
尋(略)が得意なカラスがその次に聴取したのは、
法務部執行課の特殊情報部門の3匹で、そのうち1匹が無実潔白、完全無罪。
「僕達がアレを食べに忍び込んだときは、まだ、どっさりクッキーもケーキも残ってたんだ」

キーキー、ギーギー!
法務部のネズミ(事実)、言葉を話すハムスター、
ムクドリが必死に主張しました。

「要するに食ったんだな、ムクドリ」
「うっ。 でも、でも!全部じゃない!」
「食ったんだ」
「全部じゃない!」

ロシアンだ!ロシアンブルーが、美味しそうなクッキーがどっさりあったって、言ったから!
盗み食い犯のムクドリは、往生際が悪い様子。
この聴取は静かな終わりを、迎えませんでした。

「連行お願いします」
ポンポン。ぽんぽん。
ハムスターだって、容赦しません。24個の不知火と
1個のポンデコに、連行されてゆきました。

…——「うっ。 とうとう来たわね」
(略)なカラスが最後に聴取したのは、
経理部会計管理課のベテラン「ロシアンブルー」。
「そうよ。私がムクドリに、『あそこに美味しいクッキーがあった』ってバラしたの」

会計管理課のロシアンは、年末の経理の確認と計算と確認と計算で、参ってしまって疲れておって、
お酒をぐびぐび!べろんべろん!
結果として酔っ払って、犯行現場の裏口を自分の自宅のドアと間違えてしまって迷い込んで、
そして、その裏口に入っていくところを、
ハムズに見られたとのことでした。
「んんん……頭がいたい……」

「連行お願いします」
ポンポン。ぽんぽん。
二日酔い患者にも、容赦しません。24個の不知火と1個のデコーポンに、連行されてゆきました。

「さて」
だいたい聴取を終えた、法務部のカラス査問官。
残りは総務部総合案内課の犬耳お姉さん「コリー」と、白ヤギの相棒「黒ヤギ」ですが、
その前に連行してった食い逃げ犯に、
それぞれ、お仕置き内容を指示します。
「行くか」

はてさてその後はどうなるやら。
次回のお題に続くのです。

12/30/2025, 3:38:25 AM