「3年間、私の隣りにいてくれたら付き合ってあげてもいいよ」
私はあなたにそう言った。あなたはもう忘れてるかもしれない。けれど、私があなたに宣言してから2年がたった。
今もあなたは私の隣りにいてくれている。気まぐれで、誰にでも愛想を振りまく私をあなたはいまだに好いていてくれている。
私はあなたに「好き」と言ったことはない。むしろ、他の人への恋慕をあなたにわざと語ったりする。あなたが私を嫌うように。
いつか消える愛などいらないから、初めから愛さないでほしい。
あなたに言う。
「あなたは私の気持ちを理解できたことがある?」
あなたは少し考えて答えた。
「ないかも」
私は笑って「私もあなたを理解できたことないよ」と返した。
理解し合えない二人が愛を紡げるはずがない。だから、あなたから離れてほしい。あなたの中から、早く私が消えることを願ってる。
それなのに、また今日もあなたからメッセージが届く。
既読をつけてからわざと時間をおいて返信する。
あなたは私のことを知らない。
私もあなたのことを知らない。
それなのに、この細い繋がりは途絶えずに続いている。あなたの「好き」が本当なのか不安になっている私がいる。あなたからのメッセージを待っている私がいる。
あと一年。私が約束した日まで残り365日。
その日まで、あなたはまだ私の隣にいるのだろうか。
6/24/2024, 11:37:28 AM