遠くの空へ向かって叫んだ。貴女に届くかもしれないと考え付いたから、もちろん叫ぶ言葉は貴女がいつも口癖のように言っていたこと。 ぼやける視界から熱された涙が流れ優しい空気が私を包んだ。貴女の香りが鼻を突いた。優しい柚子の香り。 きっと貴女は遠くの空から私を見てくれていると信じて私は今日も遠くの空へ叫ぶ。
4/12/2023, 2:14:10 PM