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 冬の街を彩る、色鮮やかに美しい電灯を、ご伴侶と見に行くのが、貴女はお好きでしたね。

 まだご伴侶との関係が終わったわけではないですが、敢えて過去の表現をしました。なぜなら、貴女には嘘を吐いてほしくないからです。
 かつて好きだったということは、嘘偽りのない本当のことです。
 今そうであるかについては、貴女は確信を持って心を語ることが出来ない状態です。
 俺たちは、貴女がご自分の心を表現する時に、そこに偽りがある状態であってほしくないのです。

 こんな小さなことでも、大切なのです。
 どうか、嘘を重ねないように、心の声をかき消さないように。
 貴女の人生の羅針盤を、鈍らせないでください。

12/14/2024, 1:26:30 PM