結婚を承諾してはくれたが、あなたは理想の人ではない、と言われた。理想の人のことは諦めたのだと。当時、唯一愛されたいと願った人の、人生をともに歩むことを承諾してくれた人の、その理想になれない自分が、ひどく情けなく思えた。いまは、その意味が少しはわかる。愛は育むものだ。理想の人への愛よりも、我々で増やした愛のほうに、意義がある。
5/20/2022, 12:17:59 PM