この季節を愛でるには僕はこの色を知らな過ぎるみたい綺麗だ、と思う心はあっても触れるにはもう遅すぎたかもしれない淡い色が柔らかく差す光は影さえも綺麗に映してどこにも居場所は無いようでほんの少し寂しくもあった歩く人々に風は優しく纏う散る花、咲く花、終わりとはじまりが混ざる季節に僕は目を閉じるんだ一瞬で無色の世界が出来上がってひとつ、深呼吸をした透明にもなれない、鮮やかにもなれない無色を纏う僕にこの季節は眩しすぎたから
4/18/2024, 2:43:26 PM