夜空の音

Open App

理想のあなた

ツンツンと、肩を触られて振り向いた。
「またあんたか。」
たまにやってくる彼女を見て、私はため息を吐く。
「今日はなんの用?」
綺麗なストレートの長い髪、すべすべの肌、キラキラした瞳、細い身体、大きな胸。
私には憧れるものを持つ“わたし”。そんなわたしがニコッと綺麗な笑顔で口を開く。
『今日ミスしちゃったねぇ。わたしなら、あんなミスしないよ。』
あんたは不良品だよ。
そう、わたしはいつも私に言ってくる。
そして、夢の最後にいつもこう問うのだ。
『ねぇ、代わってあげようか?』

5/20/2026, 10:25:40 AM