「街へいこうよ」
「僕、どうぶつじゃないんで……」
「プレイヤーの分身は人間でしょ」
「てか古いですよそれ。何世代前ですか」
「私は今でも好きだけどなあ」
ぼやくようなそれに、僕は何と返していいかわからない。先輩は時々、本当はおいくつなんですかと尋ねたくなるようなことを言う。単に幅広い世代のものが好きなだけだろうけど。カフェの新作メニューにだって敏感な人だから。
僕は残念ながら、そのゲームは知っていてもやったことがない。先輩に伝えると、「今度一緒にやろうね」とお誘いされる。先輩と暮らすと優雅なスローライフにはならなさそうだな、と思いながらも僕は快く了承する。きっと楽しいに違いないので。
「ところで本当に街に行こう」
「あ、ちゃんと目的があったんですか。どこに?」
「猫ちゃんカフェ」
「ああ、僕達が会いに行くんですね、なるほど」
「無人島に勧誘しないといけないからね」
「それたぶん最新作の方です」
1/28/2026, 4:26:26 PM