[翌日。ゲームセンター]
メダルを入れてスロットを回すナツキ。
「もう1回!」[7… 7 …Bar]
いくら回してみても、昨日のようなスリーセブンにはならなかった。
「あれはジャックさんの力だからね。すぐにはできないよ」
振り向くと横沢タマキが。
「やっぱり?あんなことができれば、人生遊んで暮らせるよなぁ(-_-)
……って、何で色々知ってんの⁉」
「まぁ、それは後でね。でもそんな俗っぽい考えだと…成長遅くなるよ(^^ゞ」
「そのミラクリって、他にもいるのか?」
「日本にはとりあえず、三高の3組に同年代を集めて構成してるよ。正確な人数は分からないけど、多くはいないね」
「世界全体なら結構いる?」
「予備軍を含めれば、推定5万人くらい。機関で確認してるのは2万程度かな。だから、君は結構特別なんだよ(^o^)」
「なんかマンガの世界みたいで実感湧かねーよ(-_-;)。これから修業でもするの?」
「ふふ。心配しなくてもトラブルに見舞われるから楽しみにしててね。じゃあね(^_^)/~」
「なんだよトラブルって…あ!」
レバーを下げたら、バキッと折れてしまった。
店員が駆けつけて来る。
「お客さん、勘弁して下さいよ。昨日調整したばかりなんだから!」
「え?これが修業?(-_-;)」
3/2/2023, 5:16:55 AM