Ryu

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前を向いて歩き出したけど、心の中の空白を埋めるには、それなりの時間がかかりそうだ。
君一人分の空白。
今まで、君のことで占められていた心のスペース。
お別れして、ポッカリ穴が空いてしまった。

SNSとかYouTubeを楽しんでみた。
でも、SNSには君とやり取りしたメッセージが、YouTubeには君が好きだったYouTuberの動画がやたらとオススメに出てきて、ポッカリスペースはまるで埋められそうにない。
一人ドライブして、一人飯食って、一人映画館。
助手席や向かいの席や隣のシートに、君一人分の空白があって、そこに君の姿が時折うっすらと映し出される。
あの笑顔。
大好きだったあの笑顔。
幸せな恋をしてたんだなって、今さらながらに思う。

恋人に対するのと同じ熱量で打ち込める何かがあれば、きっともう少し違ったのだろう。
だけど、そんなものを持たない僕にとって、君一人分のスペースを埋める方法はただひとつだと気付いた。
新しいパートナーだ。
早すぎるとか、余韻はないのかとか、そんなもんには耳を貸さない。
僕は僕の幸せのために動く。
幸せを妨げる君の笑顔を消すために。

人生に空白なんか無くていい。
日々を幸せに生きよう。
幸せになるために行動して、幸せになるために自由でいよう。
僕は僕のために生きてるんだから。

9/14/2025, 12:49:44 AM