「俺の、彼女になってくれますか?」
本当に思いもよらなかったの。
私を選んでくれるなんてミリもないと思っていた。
だから嬉しくて笑顔を向けて言ったの。
「喜んで!!」
そう言いながら正面から彼に飛び込む。彼はゆっくりと私を抱きしめてくれた。
私も彼に応えたくて彼の身体を強く抱き締める。
「ふふ、嬉しい……です」
目頭が熱くなって涙が溢れてきた。
嬉しくて、嬉しくて。
溢れる涙を止められなさそうだった。
土砂降りの雨のようにこぼれ落ちる。
この場所だけの雨が。
おわり
六七七、ところにより雨
3/24/2026, 2:45:35 PM