「もう二度としないって言ったよね?」
そう相手を縄で縛り上げ首元にナイフを沿わす。
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
と、相手は命乞いを始めるが、もう二度としないと言った約束を破ったのだから…
「そのへんにしといてやりなさい」
と、後ろから声がかかりナイフを取り上げられる。
おばあちゃんがそこには立っていて、取り上げたナイフをケースに戻している。
「オオカミだって生きるのに必死なのさ」
そう言いながら縄を解く。
「でもね、もう二度としないと言った約束を破った道理は通してもらうよ」
おばあちゃんはそう言いながらオオカミの口に輪をはめた。
オオカミの口はもう二度と開かない。
赤い頭巾を破った一族に近づいたオオカミ達はいつもこうして躾られるのでした。
(もう二度と)
赤ずきんちゃんのオマージュ、おばあちゃん強かったバージョン
3/24/2025, 12:56:44 PM