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『透明な涙』


それはきっと…
嬉しいときの涙なんじゃないかと想うんだ

でも私から出る涙は
いつも真っ黒で切ないものなんだ

声を出して泣くと
毒親や毒姉に
「あーっ!!うるさい!」と言われ続けた私は
声を出して泣くことを止めた
それだけじゃない
泣くこと事態を封印した
それは毒夫の前でも続いた

それはいつしか
泣くこと=負けること
と脳が勝手に変換した
だから
感動ドラマや映画を観ても
誰かがいると泣かない

そしてそれは、勝ち、負け
にやたらと拘る大人になった
可愛げのないイイオトナ

でもね
君に弱音を吐いたあの時
涙が出た理由が今ならわかるんだ
私が今までの人生で叶わなかったこと…
それは…
"ただただ…
私の話を遮ることなく、
最後まで聞いてくれること"
だったんだなって

君は「そうだね、そうなんだね」
ただそれだけ…なのかもしれない
けれどそれは、私にとっては
されどそれだけ…になったんだよ

本当は聞いて欲しかったんだね…
最後まで私の考えを、話を
ただ聞いて欲しかったんだ…
そんなことすら知らなかったんだ

自分の事なのに
自分が一番知らなかった

そこからは
君の前で真っ黒の涙を
声を出して流した

この先の君の記憶に私は
どう残るのかな?
笑っている私?
泣いている私?

君の前でいつか
『透明な涙』を流せる日がくるのかな…?

1/16/2025, 2:48:15 PM