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仲間になれなくて、絶望していると、君はそっと

ボクの方に手を差しのべて'ほら、行くぞ!'眩しい

そう思う程に明るい少年に連れられて来たのは、

一面が綺麗なお花畑な丘だった。初めてだった。

人とこんなにも、綺麗な景色を共有して、見て、

感じて、驚いているのは、両親がまだ居た頃しか

無かったのだから、友達と呼べる人も居ないし、

関わりも、出来ない、というよりも、自分の幸運

そのせいで、大切に思う人ほど、不幸な事が起き

居なくなってしまうから、嫌なんだと、思い、

人と接することを止めたのに、君はボクを、

嫌がらずに、真っ直ぐな顔で直視が出来ないほど

綺麗な笑顔を見せて、こんなにも、良い景色を、

見せて慰めてくれる優しい人だから、惚れて、

恋を初めて感じてしまった瞬間であり、同時に、






"友情と恋の揺らぎが始まった時でもあるなぁ。"






そう、懐かしく、恋人に話していると、驚いて、

'あれ、お前だったんだな!てっきり…。'ごにょ、

ごにょ、と言っているが多分中性的すぎて、

性別が正常に判断できていなかったらしく、

ボクを女性だと勘違いしていたらしい。

まぁ、今となっては、キミが'ある意味女性'、

かもしれないことを幼子の時に思わないだろうね


狛日

9/8/2025, 2:09:36 PM