☆ベルの音☆
我が家の長男長女は、もう大人に近い。
あっと言う間に、大きくなった。
月日がたつのは本当に早い。
今から書く話しは、長男長女がまだ保育園の年中さんだった頃におきた、不思議な話し。
我が家は、クリスマス1ヶ月前に、サンタさんに手紙を書く。
付箋にサンタさんの住所を書く。
それをポストに投函する。
(投函する時に付箋を取る。付箋の下には私の友達の住所を事前に書いてある。)
友達の家に手紙が到着。
友達から連絡が来て、子供達が欲しい物を教えてもらう。
この年の欲しい物は、長男がベイブレード。
色が金色で強いやつ。
長女が、プリンセスに為るための鏡台。
ベルが好き。とのリクエストだった。
そして子供達のリクエストに、近いプレゼントを探して回る。
無事見つけ、子供達にバレないように、隠す。
そしてクリスマスの日。
子供達は、子供部屋の窓を開け、チョコを窓辺に用意する。
子供達がお風呂に入っている間に、トナカイとサンタさんが、チョコを食べたかの様に、チョコに歯形を残しプレゼントを置く。
ここまでバレずに来たら…。
あとは、子供達に見つけてもらうだけ。
子供達が風呂から上がり、ご飯やケーキを食べていると…。
ベルの音が『チリンチリン。チリンチリン。』となった。
子供達は、『わぁー!サンタさんが来たかもー!?』っと言って子供部屋に慌てて走って行った。
『ママ!パパ!サンタさんからプレゼントきたー!!』っと嬉しそうに言いながら子供部屋から走って出てきた。
今年のクリスマスは大成功。
子供達が寝静まった後…。
主人から『今年は、ベルの音が鳴ってさぁ、素敵なサンタさん登場だったね。どうやってベルの音を仕掛けた?』っと言われた。
私は、主人が気を利かして、友人に頼みベルの音を鳴らしてくれたんだと思いこんでいた。
ベルの音の出所は…。
私もわからない…。
主人と二人で、本当に、サンタさんがトナカイに乗って来たんではないかと、この時ばかりはそう思った。
12/20/2022, 11:49:56 PM