また明日ね。
深夜になって、地域全体の家の電気が消えている。
そんな時に"お兄さん"は僕と遊んでくれる。
お話をしたり、眠くなって布団に横になっている僕に昔話をしてくれたり…色々。
僕はこの時間を楽しみにしている。
毎日場所と時間だけを守って、お母さんとお父さんが起きないように、そっと玄関の扉を開ける。
そしていつもの場所に走って向かう。
「今日も約束守って来たね。偉い偉い。」
お兄さんはそう言って、大きな手で僕の頭を撫でてくれるんだ。
お兄さんの名前も、何処から来たのかも僕には何にもわからない。
けど、僕はずっとこのままで良いんだ…………。
「"大人になったのに"何も変わらないね〜?」
そうだ、"俺"はこのままで良いんだ…。
【ちょっとした解説】※語彙力無し
最後のお兄さんが「俺」に対する言葉以外、視点キャラは子供ということです。
だけど、幸せと感じていた時間はあっという間に過ぎて、いつの間にか大人になっていた。
そんな時でもお兄さんは変わらず「俺」の傍に居てくれたという話です。
感じ方次第では共依存…?となるかもしれない。
6/25/2024, 1:08:57 PM