時間が流れるから。
日が過ぎるから。
それが普通に明日を連れてくるから。
ぼんやりと。けれども規則的に。
一日を享受して、それぞれの毎日をあるく僕たちは。
本当は、いつだって、自由だ。
自由は楽しくて、全てが自分のものだ。
けれど自由は時としてとても重くて、眠れない夜の静寂より、底の見えない海の紺碧より、ずっと孤独だ。
もしも。もしも。
今では無い、ほんものの自由へ駆けるなら。
きっと光へ向かうのだろう。
夢へと手を伸ばすのだろう。
その背に、唯一の。
自分だけのうつくしい翼を広げて。
「鳥のように」
8/21/2023, 1:03:17 PM