「もう一つの物語」
これは現実世界とは違うもう一つの物語。
嫌なことを言う大人。
全部を否定してくる友達。
そんな人はいない。
この世界には僕ひとりだけ。
僕の好きな物。
僕の好きな景色。
僕の好きな物だけが溢れている世界。
なのに、何故か心にぽっかりと穴が空いている。
その理由が僕には分からない。
でも、その理由を教えてくれた人がいた。
その人は僕の世界をこじ開けた人。
僕の世界に入ってきた人。
僕の心を動かした人。
現実と離れるなんて出来ない。
そんなの分かってた。
でも、彼女は僕の話を真剣に聞いてくれた。
「世界はひとつ。だけど、物語は何個もある。だから、怖がらないで。人を信じることを。」
と言ってくれた。
また新たに物語が生まれた。
僕と彼女の物語。
10/29/2024, 11:26:16 AM