宮平和実

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「太陽の下で」

 太陽の下で子供達が元気に公園で砂遊びや滑り台、シーソー、ブランコで遊んでいた。
 中には、鬼ごっこで遊んでいる子供達もいる。
 ここは、広い公園だ。
 今日は友達と、待ち合わせして一緒に出かける予定だ。
 僕は、ベンチで座って友達を待っている。 
 僕の方に向かって歩いてくる人がいる。
 友達だった。
 「やあ!ごめん。少し待っていてもらって」
 「いいよ。隣、座りなよ」僕は言うと、友達は隣に座った。
 「渡したいお土産があったのに、持ってくるのを忘れた事に気づいて、一旦家に戻ったんだ」
「お土産?そんな気を使わなくたっていいのに」
 僕は首を傾げて言った。
「いつもお土産とかもらってばかりで、俺もお土産を渡したいと思ったからさ。喜ぶと思う」
「開けてもいいかな?」
「いいけど」
 開けると、そこには、僕の喜ぶものが入っていた。
 嬉しそうな表情が顔に出ていたのだろう。
 僕の表情を見て友達が
「それをお土産に選んで良かったよ」と言った。
「ありがとう!」僕は言った。
「なぁ、公園来たのが俺、すごく久しぶりな気がする」
「僕もだよ。ここの公園、景色も綺麗だよね」
「そうだな。子供の頃から景色、変わっていなくて、びっくりした」
 友達は、驚いた表情をして言った。
 僕は、頷いた。
 「太陽の下、二人で色んな公園の遊具で遊んだよね」
 僕は、子供の頃を思い出しながら言った。
「ああ!そうだったなぁ。懐かしい」
 友達は、隣で懐かしむ表情をしていた。
「懐かしいね」
 僕は言った。
「じゃあ、行くか!」
 友達がそう言ったので、僕たちは公園を後にした。
 

11/25/2024, 12:50:19 PM