君と最後に会った日、アスファルトでぐしゃぐしゃに捻じくれたマスクをじっと見つめていた。今日の仕事の失敗と明日の仕事への不安で、一刻も早く家に帰りたい。この無駄な時間。崩れ落ちる音のなかでパラレルワールドに生きている。この唐突さを責める人はいない。くだらない映画を観たときに、話したくなる君だった。
6/26/2023, 12:20:37 PM