【星を追いかけて】
ここはどこ?
わからない。
わたしは誰?
それも分からない。
今自分が誰でどうしてここにいるか、何も分からない
「なにかお困りかい?お嬢ちゃん」
おじさんだれ?
「お嬢ちゃんみたいな迷子達を在るべき場所に帰してやるただのおじさんだよ」
私のおうち知ってるの?
「ああ、ちょっと待ってな」
「これでよし。この線香の煙が見えるかい?この煙の先に、お星様が見えるだろう?そう、それだ。その星がお嬢ちゃんのおうちだよ。この煙をたどっていけばいい。そうしたら帰れる」
ほんとに?
「ああ勿論だとも」
嬉しい。おじさんありがとう。
「どういたしまして。早くお行き」
じゃあね、おじさん。バイバイ
〜〜~
「ご依頼の件、無事終了いたしました。お嬢様は、無事仏様の元に行かれましたよ」
7/22/2025, 8:13:53 AM