ゆらゆら揺れる、君の制服のスカート。こちらを見つめる、君の美しい瞳。話しかける、透き通った君の声。君と見た、白と黒の薔薇が咲くこの場所で。僕は今、君に恋をしている。鮮やかな色合いと、すぐにでも消えてしまいそうな君の真っ白な肌が、僕の瞳を掴んで離さない。散々人に痛め付けられたこの心と、何度も慰められた君へ。いつも通りのこの道で、いつもとは違う僕で。僕は今ここで君に別れを告げる。数え切れないほど君と歩いた道で。『君と歩いた道』
6/8/2025, 11:32:58 AM