「“明日、もし晴れたら”一緒にお昼食べよう?」
私たちはクラスが違って、一緒に食べる場所はいつも外だった。だから、雨が降ってしまっては一緒に食べられなくて、晴れたら食べようと約束していた。その特別感が嬉しくて、毎日、朝に起きては空を見上げるのが待ち遠しかった。そのときは大好きな友達とお昼!とるんるんだったけれど、今となって思えば、それは恋だったのだろう。
あの時は確かに、わたしの光は全て君だけだった。というか、君があまりにも眩しすぎた。今となっては顔も言葉も交わしたく無いけれど、わたしのひと時を愛させてくれた君のことを、愛さずには居られなかったのだろう。
8/1/2024, 10:09:17 AM