パチパチと、星よりも強烈な街の明かりに目が眩む。
星のような優しさは無く、
太陽のような温かさは無く、
力強いのに何処か素っ気なくて、冷たい明かりが目一杯に広がっている。
通り過ぎる人の顔は青白く、生気を感じさせないようにも見えて、
その中に私も居るのだと思うと、
少しの安心と、どうしようもない寂しさに襲われる。
ここでは私は個の無い誰かで、
私のための居場所はない。
どこにでもいけるし、誰も気にしないけど、
どこにも行く宛がないし、誰も私を見てくれない。
夜の街は無関心で優しいけれど、
それでいて、とても寂しい所だ。
7/8/2023, 12:15:03 PM