NoName731

Open App

カラオケで親友と声が枯れるまで歌い続けて
変な声になって笑いあったり恋の話をしたり
俗に言う青春を送りたかった。

誰に課せられたわけでもないのに

大人から良い子に見えるように

迷惑かけないように

やりたいことにバカバカしいと蓋をして、
門限も、言われたことを馬鹿みたいに守ろうとする。

自分を正当化して、やりたいことができても
言われたことすらできないこんな自分は
やりたいことをやれる価値なんてない。

今思えばあの時私は苦しかったんだ。
苦しさから目を背けて大丈夫だと思い込んでいたんだ。

青春はあの時しか無かったのに。
同級生が輝いて見えていたのかな。
もう、覚えてもないけれど、
あの時バカにしてたのは、
本当は心の奥底で羨ましかったからなのだろう。

10/21/2024, 1:24:41 PM