27(ツナ)

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愛を叫ぶ。

あの頃はとにかく青臭いガキだった。
胸にしまいきれないほど、ドデカい感情があった。でも恥ずかしさとか周りの目とか色々気になって言葉にできなくて爆発寸前だった。

放課後、隣に並んで歩いた帰り道。
俺の足は立ち止まったまま動かなくなった。
俺はついに爆発した。
「…好きだ。」無意識に口からボソッと出た言葉は次第に大きくなっていく。
「好きだ。…好きだ!好きだ!!…好きだ─!!!」消え入りそうだったその声はついに叫び声に変わった。
隣を歩く君は目を丸くして驚いていたが、次の瞬間には、夕日よりも真っ赤に頬を染めて笑顔になってくれた。
俺は君を直視できなくて、そっぽ向いてまた歩き出した。

5/11/2026, 11:08:24 AM